2011年11月13日

身体検査

少子化対策として、男性の身体検査を義務付ける法案が実施された。

警察官である西島浩次は、小さい頃から優れた人間であった。勉強も運動も人並み以上にこなすことができた。

成長してもそれは変わらず、男らしい顔つきに屈強な肉体は同姓からも羨望の視線を集めていた。

努力も怠らなかった浩次だったが、それには理由があった。

それは自分自身が包茎であり、さらには短小であるということだった。

今までひたすらに隠してきたコンプレックス。平常時には皮があまりドリルのようになってしまっている粗末なペニス。限界まで勃起しても10cmにすら足りずに、手で剥かないと亀頭先端まで皮が覆ってしまっている。未発達の亀頭は小さく薄いピンク色をしている。そのコンプレックスを跳ね除けるつもりで常に精進してきた。

法案によって、浩次のコンプレックスはさらけ出されることになった。

不正をなくすため、検査の部屋の中では股間を隠すことは許されない。

同僚たちの視線に晒され、恥ずかしさのあまり逃げ出したくなるのを必死に堪える。

見え剥きしようにも、あまりまくった皮は剥いても剥いてもすぐに戻ってしまう。

同僚たちの視線は明らかに嘲笑に変わっていた。

粗末なペニスを検査員に弄られ、チェックされていく。

性機能も検査しなければならないため、順次、勃起・射精・精液採取を行わなければならない。

しかし、緊張や羞恥のあまり浩次は勃起すらすることができなかった。

同僚たちは次々に自身の大きなペニスを勃起させ、射精し精液を提出していく。

焦りはつのり、ペニスは余計に萎えていく。

結局、検査時間を過ぎてしまい、浩次は後日再検査をすることになった。

次の日には、同僚や上司、後輩にまで浩次の話は広まっていた。

あまりにも粗末なペニス、勃起することすらできなかった検査結果の噂は広まっていく。

今まで、慕っていた後輩も、今ではその影もなくなっていた。




コメントありがとうございます。


治験は順次アップしていくので楽しみにしていて下さい!

捕らわれた警察はリメイク予定ですので、続きは考えてないんです、すいません……。他の作品は続くのでよろしくお願いします!
posted by たぬき at 03:25| Comment(2) | 短編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回の主人公君は少し可哀そうかな?(性格に問題があるわけでもないようなので)自分でも可哀そうとそうでないのの線引きがよくわからないですけど・・・w
Posted by at 2011年11月14日 01:01
この残酷とも言える周知はモロにツボです。
細かい描写が好きです。今後も良作、期待してます!!
Posted by 360 at 2011年12月18日 21:33
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